『TIGER&BUNNY』実写映画化がハリウッドで製作決定!! [映 画]
アメリカ・ニューヨークのマンハッタン、ジェイコブ・K・ジャヴィッツ・コンベンションセンターにて開催中のポップカルチャーの祭典、「ニューヨーク・コミコン 2015」で人気アニメの『TIGER&BUNNY』がハリウッドで実写映画化が発表されました。アニメ版のエグゼクティブ・プロデューサー尾崎雅之さんもTwitterで報告しています。
今回映画化を手掛けるのは、ロン・ハワード率いるプロダクションのイマジン・エンターテイメント、All Nippon Entertainment Works、バンダイナムコピクチャーの3社です。製作総指揮を務めるロン・ハワードは映画『ダ・ヴィンチ・コード』、テレビドラマシリーズ『24 -TWENTY FOUR-』などを手掛けています。
◆『TIGER&BUNNY』
原作・制作を「ガンダムシリーズ」でお馴染みのサンライズが手掛けているテレビアニメ作品です。2011年4月からMBSなどで放送され全25話で構成されていて、略称は「T&B」とか「タイバニ」と呼ばれて、アニメ映画や舞台、コミックス、ゲームと色々な分野でメディア化されています。
◇ストーリー
物語は近未来都市のシュテルンビルトを舞台に「NEXT」と呼ばれている特殊能力を持つ街のヒーローが悪と戦い平和を守っている話しです。特殊能力者は何人も存在し、主人公は落ち目のベテランヒーロー「ワイルドタイガー」こと鏑木・T・虎徹と、生意気なスーパールーキーの相棒バーナビー・ブルックスJrとのコンビがケンカし助け合いながら、他のヒーローたちと一緒に悪に立ち向かい戦う姿を描いたコメディタッチのアクションヒーロー作品です。
◇概略
アニメに登場するヒーローたちはみんな実在する企業のスポンサード契約を結んでおり、企業のロゴ入りコスチュームを着て活躍をしています。
放送以前から各企業向けにヒーローたちのスポンサー募集し、テレビ放送では登場キャラクターに合わせてCMが流されるという商業展開を行っていました。
キャラクターデザインの原案は漫画「ウィングマン」「電影少女」でお馴染みの漫画家・桂正和さんを迎え、監督にはさとうけいいち監督、構成には西田征史制作はサンライズが手掛け、全てオリジナルで創作しストーリーを作り上げた。
・2011年10月 Newtype×マチ★アソビ アニメアワード2011「メカデザイン部門」受賞
・2012年 東京アニメアワード2012「テレビ部門優秀作品賞」「キャラクターデザイン賞」桂正和さん 「声優賞」平田広明さん
・2015年 東京アニメアワード2015「アニメファン賞」
◆コメント
◇さとうけいいちさん(テレビアニメ版監督)
「実写映画化でとてもワクワクしています。ロン・ハワードの『TIGER&BUNNY』を僕も楽しみにしています」
◇米たにヨシモトさん(劇場版監督)
「日本で愛された『TIGER&BUNNY』が世界でもっともっと愛されると嬉しいです」
◇西田征史さん(アニメシリーズ構成)
「ファンのみなさんと育てた作品が、どう生まれ変わって行くのか楽しみです」
◇漫画家・桂正和さん(キヤラクターデザイン)
「実写化ということで、すごく驚いています。デザイナーとしてヒーロー・スーツがどうなるのか、すごく楽しみです」
◇アンマリー・ベイリーさん(All Nippon Entertainment Worksシニア・バイスプレジデント)
「初めて『TIGER&BUNNY』を観た瞬間から作品の虜になりました。しっかりしたストーリー展開や、ダイナミックなキヤラクターに加えスーパーヒーロー作品の中で今までにないコンセプト、それら全てに惹かれましたこんなに愛されている作品を映画化できる事が非常に光栄です」
◇ロン・ハワードさん(イマジン・エンターテインメント共同代表)
「本作の提案を受けた時、即座にコンセプトに惹かれました。斬新で、日本でも大きな成功を収めた作品であり、これほどユニークで力強い要素が多く盛り込まれた素晴らしいバディ作品は観た事がありません。コンビヒーローの彼らを全世界の映画ファンに知ってもらうことに、お手伝いできる事を光栄に思います」
◇ブライアン・グレイザイーさん(イマジン・エンターテインメント共同代表)
「ハリウッドを始めに『TIGER&BUNNY』を全世界に展開するに当たり、『TIGER&BUNNY』のクリエーターの方々と仕事を一緒にすることで、本プロジェクトはすごく豊かになり、さらに強いものなっていきます」
◇尾崎雅之さん(バンダイナムコピクチャーズ常務取締役)
「『TIGER&BUNNY』のハリウッド実写リメイクは、アニメーションの企画開発の時から秘かな希望としてありましたが、なかなか現実的には難しいだろうと考えておりましたが今回実現に近づいたのは、アンマリーさんとANEWスタッフのタイバニ愛があったからこそだと思っています」
「またロンさんをはじめとするImagineの、みなさんとお会いして、クリエイティブな情熱を肌で感じることが出来ました。『TIGER&BUNNY』という作品を改めて世界中の老若男女のお届けするための最高のパートナーであると確信しております」
◇尾崎雅之さんのTwitterコメント
この度『TIGER&BUNNY』のハリウッド実写映画化に取り組むことに致しました。企画開発時から想いはありましたが、数年に亘りコミュニケーションを重ねてきた信頼できるパートナー(ANEW, IMAGINE)と良い形で組ませて頂けることになり決断した次第です。
IMAGINEはハリウッドでも超一流の製作会社。同社共同代表のロン・ハワードとブライアン・グレイザーが製作総指揮の予定。ロン自身がメガホンを取るかどうかは未定ですが「ビューティフル・マインド」(アカデミー受賞),「ダ・ヴィンチ・コード」等では監督も兼任してます。
原作チームのクオリティコントロールが可能なスキームですので、原作アニメファンにも納得して頂けるものに出来ると確信してます。世界的認知度向上とファンの裾野拡大により実写とアニメの相乗効果が生まれ、ワールドワイドで老若男女が作品を語り合える状況にしたいと思ってます。
容易ではありませんが、アニメと実写の双方を両立させながら継続展開して行きたいです。ちなみに実写版の吹替は各国のアニメオリジナルキャストが良いなと勝手に思ってます。母国語で聞く声はアニメも実写も同じ。声って大切ですから。
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