本田翼 出演映画『起終点駅 ターミナル』の感想と舞台挨拶コメント [映 画]
11月7日に本田翼さん出演の映画『起終点駅 ターミナル』が公開初日を迎え、東京都内の丸の内TOEIで舞台挨拶が行われました。
原作は直木賞作家の桜木紫乃さんの短編小説『起終点駅 ターミナル』を実写映画化した人間ドラマです。主人公は判事だったころに体験した苦い出来事を引きずる弁護士が、孤独に暮らしている女性と出会い、接するうちに、お互いの心が癒され、再生していく様子を描いた作品です。
監督を務めるのは、『小川の辺』などを手掛けた篠原哲雄氏、また、主人公の弁護士を演じるのは『ザ・マジックアワー』などの作品でお馴染みの佐藤浩市さん、ヒロインに抜擢されたのは『アオハライド』ねどピュアな演技で注目されている若手女優の本田翼さん、そして主人公の男の人生に深く関わっている女を『そして父になる』の尾野真千子さんが演じています。
◆舞台挨拶コメント
今作について佐藤さんは「この映画はあまりセリフが多くなく、演者の表情やたたずまい、また監督のイメージで切り取ったカットの中で、その想いを感じとって頂きたい作品です」と観客に呼びかけた。
舞台上に立った本田さんは「この映画を観た時に、何かに向き合える勇気、一歩前に進む勇気をもらえました。皆さんがどう感じられたのかぜひ知りたいです。今日は最後までよろしくお願いします。」と挨拶をした。
佐藤さんは本田さんが演じる重要なシーンが初日に撮影が予定されていて「本田さんが、いろいろ経験してからの方が良いと思い、さすがに初日は、かわいそうかなと思い、せんえつながら監督に提示させて頂きました」と撮影エピソードを話しました。
本田さんは「佐藤浩市さんの優しさを感じました」と感謝をし「撮影が逆に最終日になったので、いい芝居をしないと佐藤さんに顔向けできないというプレッシャーもありました」と話した。
次に佐藤さんと共演するとしたらどの様な役ですかと聞かれると「将来的に共演する機会をいただけるのであれば、ん~親子です。」と答え。
佐藤さんから「分かりやすい答え。俺を取り調べる刑事とかは(笑)」と提案され「圧力がすごくて取り調べられない気がします(笑)やはり親子でお願いします」と話し、観客の笑いを誘った。
また映画の公開初日を迎え、佐藤さんから巣立つ時ですねと尋ねると本田さんは「まだ巣立つ気はありません。まだ温かく育ててほしいです」と言い「出ていけと言われるまでは巣立ちません」と佐藤さんに笑顔で答えていた。
これを聞いた佐藤さんは「本田さんは、意外にぬるま湯好きですからね」と笑いながら答えていました。
この日は本田さんがサプライズで手作りしてきた北海道の人気料理のザンギ(鶏肉を揚げた物)を振る舞っていました。本田さんは「佐藤さんはウスターソースを使っていましたが、私は塩麹をお肉にもみ込みました」と違いを話し「ジューシーに仕上げるため2度揚げしました」とアピール。
佐藤さんは「冷えてるけど、十分に美味しいね。冷たくてもしつこくないのは2度揚げの成果だね」とおいしそうに食べた。
さらに尾野真千子さんや篠原哲雄監督も「おいしい」と絶賛すると、本田さんは満面の笑顔を浮かべ「良かったです。ありがとうございました」と力強くガッツポーズをしていました。
◆ご覧になった方の感想
「佐藤浩一の演技が素晴らしい。さすが。「釧路で時間がゆっくりと流れていく感じも良く、自分自身も釧路に一緒にいるかのような気持ちで鑑賞してしまった。」
「淡々と、ゆっくりとした映画です。でも飽きることなく、じっくり映画の世界に入り込んで楽しむことが出来ました。」
「大きな展開はないものの、胸がきゅっとなったり、切なくて悲しくなったり…でも最後は、主演の佐藤浩市さん、本田翼さんがしっかりと前に進んでいく様に心があたたかくなりました。」
「ゆっくりとした展開で役者達が好演してます。 佐藤さんと本田さんの絡みは、凍ってる佐藤さんの気持ちをひとつ前に押してくれたようで、 日本ならではの映画だと思いました」
と好評価な意見が多いようです。
◆作品情報
映画『起終点駅 ターミナル』
公開日:11月7日 全国公開
◇キャスト
・佐藤浩市
・本田翼
・中村獅童
・和田正人
・音尾琢真
・泉谷しげる
・尾野真千子
◇主題歌
楽 曲:My Little Lover 「ターミナル」
◇スタッフ
原 作:桜木紫乃『起終点駅 ターミナル』(小学館)
脚 本:長谷川康夫
音 楽:小林武史
監 督:篠原哲雄
配 給:東映
製 作:「起終点駅 ターミナル」製作委員会
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