SSブログ

内野聖陽、主演映画『海難1890』の舞台挨拶でコメント、感無量 [映 画]

kainan1890 003-1.jpg


12月5日に全国309スクリーンで公開初日を迎えた映画『海難1890』の初日挨拶が東京都・銀座の丸の内TOEI1で舞台挨拶が行われました。挨拶に登場したのは、主演を演じた内野聖陽さん、忽那汐里さん、夏川結衣さん、トルコ人俳優のケナン・エジェさんと監督を務めた田中光敏さんらが舞台に上がりました。

物語は1890年の125年前に和歌県串本町大島の沖合で、台風のため座礁したトルコ軍艦「エルトゥールル号」の海難事故から乗組員を町民が助けた。その95年後のイラン・イラク戦争下でのテヘランに取り残された在留邦人を今度はトルコ人たちが救出するという時代を超えた両国の絆と友好関係を描いたトルコ・日本合作の感動作品です。


◆舞台挨拶

内藤さんは真冬に行われた過酷な撮影を振り返りながら「やっとここに立てたなという気持ちでいっぱいです。この作品が次の世代の方々に残っていき、日本とトルコの友好がこんな事件から始まっていたんだと、多くの人に見て頂ければすごく嬉しい」と感無量の表情で会場に向けて話した。

また内藤さんは「映画の原点にあるのは、当時の皆さんが差し出した真心。僕が主役として舞台に立っていますが、心こそが主人公だと思います」と話し、「トルコの俳優さんが国の威信をかけて、作品に参加してくださり、こちらも武者震いしました」とケナン・エジェさんを讃えていました。


そのトルコ人俳優のエジェさんは、「夢がかなったよう。トルコと日本の友好関係の発展に自分が少しでも、役に立てたと思うと大変嬉しい。私自身先ほど完成した映画を観ましたが、大変感動して泣いてしまった」と嬉しそうに話した。

さらに続けてエジェさんは「仕事を通して分かったのは、日本の皆さんは勤勉で、真摯に仕事に取り組むということ。私たちトルコの者を大変温かく迎えてくださった、心の優しい人たちだと、いうことです。本当に感謝しております。この経験は生涯、忘れません」と言い終わると、観客から大きな拍手が巻き起こった。


忽那さんは今作に参加して「合作は初めての経験。トルコでも公開されるので、うれしく思います」と答えていた。

夏川さんも「国を超えて、たくさんの人の力が合わさり、映画が完成したことを喜んでいます」と話した。

この映画を企画してから10年越しの完成に手掛けてきた田中監督は「いまでも夢のような気持ちです。友情の輪を広げながら、互いに切磋琢磨して完成させた自信作です!」と感慨深い表情で、答えていました。




スポンサードリンク




◆作品情報

映画『海難1890』

公開日:2015年12月5日(土)

製作国:日本・トルコ合作

上映時間:132分

配 給:東映


◇キャスト

田村元貞:内野聖陽
ムスタファ/ムラト:ケナン・エジェ
ハル/春海:忽那汐里
ベキール:アリジャン・ユジェソイ
お雪:夏川結衣
野村:永島敏行
藤本源太郎:小澤征悦
木本:宅間孝行
信太郎:大東駿介
直一:渡部豪太
平次:徳井優
トメ:小林綾子
竹下:螢雪次朗
サト:かたせ梨乃
工藤:竹中直人
佐藤:笹野高史
万一:川野直輝
カツ:三輪ひとみ
ノブ:斉藤とも子
キヨ:池谷のぶえ
武夫:みのすけ
矢野:辻本祐樹
山元:金子昇
宮本:高田敏江
福島:上田耕一
アリ・ベイ:メフメット・オズギュル
オスマン・パシャ:ウール・ポラット
ナージ:ジェム・ジュジェンオール
アリ・エフェンディ:メルト・アユギュン
サルキス:エルカン・ペクバイ
セリム:ハリト・ムズラクル
ハティージェ:メリス・ババダー
スレイマン:タメル・レベント
オザル首相:デニズ・オラル
マフムート:ハック・ハルック・ジョメルト
ジャン:エライ・アヤズ


◇スタッフ

監督・企画:田中光敏

脚 本:小松江里子

音 楽:大島ミチル

撮 影:永田鉄男

特撮監督:佛田洋

VFXスーパーバイザー:野口光一

題字:紫舟

キモノデザイナー:斉藤上太郎


11月13日にはトルコ共和国・ユルドゥズ宮殿にてトルコプレミア上映会が開催され、プレミア上映会では、安倍晋三氏、第97代日本国内閣総理大臣とレジェップ・タイイップ・エルドアン氏、第12代トルコ共和国大統領の二人が一緒に今作品をを鑑賞するなど国家級のプロジェクトとなっています。


◆コメント

◇安倍首相

「『海難1890』は、人類に普遍的な勇気と思いやりの物語であるとともに、エルトゥールル号事件125周年、トルコ航空による日本人救出30周年という記念すべき年の集大成といえる作品であると思います」

「日本とトルコの人々は熱く温かい気持ちを持ち、お互いを助け合う強い絆で結ばれています。また日本とトルコは広いアジアを東西から支える2つの翼です。エルドアン大統領とともに手を取り合って、日本とトルコが作るその2つの翼をより強く大きく、羽ばたかせていきたいと思います」と話した。


◇エルドアン大統領

「友情の映画を作ることができて感激しています。この映画は日本とトルコの文化の関係を近くする」とコメントしていた。


今作『海難1890』は、トルコでも12月25日から約300スクリーンで公開されることが決定しています。




スポンサードリンク


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。