二宮和也&ビートたけし、ドラマ『赤めだか』の完成披露試写会を開催 [ドラマ]
12月24日にTBS年末のスペシャルドラマとして映像化された『赤めだか』の完成披露特別試写会が東京都・国立演芸場にて行なわれ、舞台挨拶に、主演の立川談春役の嵐・二宮和也さんと立川談志役のビートたけしさん、談春の兄弟子・立川関西役の宮川大輔さん、ほか共演者の笑福亭鶴瓶さん、濱田岳さん、北村有起哉さん、原作者の立川談春さんら豪華メンバーが、登場しました。
原作は立川談志さんの弟子・立川談春さんの自伝エッセイ『赤めだか』を映像ドラマ化し、書籍の累計発行部数22万部を超える人気作品です。
物語は立川談春さんが立川談志さんに弟子入りしてから真打ちに昇進するまでを描きいたもので、弟子仲間と苦楽えお共にしながら成長していく談春の姿や、師匠の談志の破天荒な生き方、師弟愛などを描いた作品です。
◆舞台挨拶
ビートたけしさんは、談志さんの弟子だったご自身の事を「落語は非常に好きなんですが、談志さんの弟子で唯一破門された男だと思っています。談志さんの役をやらせていただいて、いかに自分の芸が勉強不足だったなと痛感しました。プロデューサー、監督のご厚意によって、なるべく目立たない様にそぎ落としていただいて、含蓄のある作品に仕上がったことを感謝しています」と挨拶をした。
鶴瓶さんからは「お兄さんがあんたちゃんとした挨拶するから、びっくりしたわ!初めて見たわ!」とツッコミ、会場の雰囲気が笑いで和んだ。
続けてたけしさんは、「談志さんは鬼才だと思う。あまりにも落語を好きすぎて、客に愛されることを乗り越えて、落語をもう一回教え直すというような人になった。秘蔵テープなんかを聞いても素晴らしい。社会が立川談志をもっと評価していいし、もっと違う判断もあるべきじゃないかと思っている」と熱い思いを語った。
「談志役をもらった時はあまりにも役者としてのいい加減さを身に染みていて、これはまずいなと思った。やや談志さんに似ているなと言われれば御の字だと思ってやったが、とにかく自分にとっては光栄なこと」と感謝していました。
鶴瓶さんも「お兄さんも一番知っているし演じにくかったと思う。鬼才が鬼才を演じるのは難しいと思う。普段はこんな人間じゃない、こと落語に関しては、談志に関してはきっちりちゃんとハメていこうとするから、これはすごいですね」と振り返った。
談春さんも「落語ということに関してはものすごく謙虚な人」と話した。
二宮和也さんは「皆さんがこのドラマを見ても見なくても、個人自由でどちらでもいいと思うが、たまたまテレビを付けて、このドラマがやっていたら是非、見てほしいなと思います。見た方は絶対に得するし、見ないと絶対損するなと思っているので、皆さんが損しない様にと思っています」と笑い、「テレビを付けてたまたまドラマが、やっていて、たまたま感動するからこそ面白いのであって、それを醍醐味として思ってもらえれば嬉しいです」とアピールをした。
談春さんは二宮さんが自身を演じたことに「本当に、申し訳ない」と恐縮、初めての実写化となる本作のドラマを視聴し「いろいろなことが思い浮かんで、自分が作ったというのは飛んでいて、気づいたら泣いていました。談志師匠が亡くなって4年経、北野武によって談志が今なら言える伝えたいことを教えてもらった。本当に幸せに思う」と挨拶を締めくくった。
◆作品情報
青春落語グラフィティ『赤めだか』
放送日:2015年12月28日(月)
放送時間:夜9時~11時25分
放送局:TBS系
◇キャスト
立川談春:二宮和也
立川談志:ビートたけし
立川志らく:濱田岳
立川関西:宮川大輔
女将の娘:清野菜名
立川談かん:柄本時生
立川ダンボール:新井浩文
寿司屋の大将:さだまさし
魚問屋の店主:柳家喬太郎
スペシャルゲスト (出演順)
春風亭昇太:春風亭昇太
春風亭小朝:春風亭小朝
中村勘九郎:中村勘九郎
三遊亭円楽:三遊亭円楽
魚河岸の女将:坂井真紀
志らくの祖母:正司歌江
談春の父:寺島進
談春の母:岸本加世子
高田文夫:ラサール石井
立川談々:北村有起哉
立川志の輔:香川照之
林修一:リリー・フランキー
ナレーション:薬師丸ひろ子
ナビゲーター:笑福亭鶴瓶
ほか
◇スタッフ
原 作:立川談春 小説「赤めだか」 (扶桑社刊)
脚 本:八津弘幸
プロデューサー:伊與田英徳、渡瀬暁彦
演 出:タカハタ秀太
製作著作:TBS
コメント 0