『ガメラ』生誕50周年記念の新映像が米コミコンで初披露! [映 画]
現地時間の2015年10月8日にアメリカ・ニューヨークのマンハッタン、ジェイコブ・K・ジャヴィッツ・コンベンションセンターにて開催中のポップカルチャーの祭典、「ニューヨーク・コミコン 2015」で「ゴジラ」と同じく日本を代表する特撮「ガメラ」の新しい映像が『GAMERA』がお披露目され話題になっています。
制作はKADOKAWAで「ガメラ」の生誕50周年を記念して石井克人監督がメガホンを取った。石井監督は「スマグラー おまえの未来を運べ」「鮫肌男と桃尻女」などを手掛け、ハリウッドでは「キル・ビル Vol.1」の アニメーションパートのキャラクターデザインを担当し、映画、ドラマ、テレビ、CM、アニメなどあらゆるジャンルで映像作品を制作した鬼才の監督です。
今回の映像は、東京に怪鳥ギャオスが襲来し、人々が逃げまどい建物は崩壊と街中は大パニックに、その中に少年マナフ(高橋琉晟)と父親(宮藤官九郎)が残念ながら父親は息子を助けるために逃げ遅れギャオスに食われてしまう。一人生き残ったマナフの運命はどうなるのか、マナフが立ちつくし見上げる目の前に、ガメラの迫力ある姿が・・・。
「ガメラ誕生50周年」公式サイトが立ち上がり、ショートバージョン約30秒の「特報」映像を公開中です。その後は、2015年10月22日から31日まで開催される第28回東京国際映画祭の日本映画クラシック部門の旧作「ガメラ」シリーズ4作品の上映にて日本初となる上映を行う予定です。
また『GAMERA』の新プロジェクトをKADOKAWAでは予定されており、まだまだ「ガメラ」から目が離せない状態です。今後の展開が楽しみです。
◆石井克人監督のコメント
今回の『GAMERA』の映像作品は「これは、いわゆるパイロット版と言っていいと思います。自分もそのつもりで、制作していました。僕らは基本的にCMのチームなので、大規模は映画は簡単には制作できません。けれど今回は当初から4~5分程度の短編映像ということで、オファーを頂きました。特撮展の様なところで上映するものを、50周年の記念で作るという企画だったんですよ」と話した。
「ハリウッド版ゴジラを観たお客さんからすると、オーソドックスな着ぐるみに、よる特撮では驚いてもらえないと思い、本作のガメラをはじめとする怪獣たちはフル3DCGで制作しました。着ぐるみも使い次第では全然ありなんですが、今回は予算的にもスケジュール的にもかえって高コストになってしまうと判断したのです」と制作の内情を話してくれた。
「こだわったのは、ガメラたち怪獣モデルのディテール。手付けによるアニメーション、そして物理シミュレーションによるリアルなエフェクトですね。フルCGで作るとなると、物量的にハリウッドには勝てないのですが、綺麗すぎるのは、どうかというのもあって、着ぐるみとまた違った意味で、手作りの味が残る映像を目指しました。そしてCGと実写をいかに馴染ませるのかというのが、技術的に大きなテーマになりました」と苦労を語った。
◆第28回東京国際映画祭
日本映画クラシックス部門上映作品
「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」(1967)デジタル・リマスター版
「ガメラ 大怪獣空中決戦」(1995) 4Kデジタル・復元版
「ガメラ2 レギオン襲来」(1996) 4Kデジタル・復元版
「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」(1999)4Kデジタル・復元版
※「平成ガメラ」3作品の4Kデジタル・復元版は初上映となります。
・10月10日(土)から「ticket board」にてチケット発売開始です。
・詳しくは東京国際映画祭公式サイトへお願いします。
タグ:ガメラ
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