又吉直樹の小説『火花』がドラマ化、キャスト発表! [ドラマ]
2016年の春より、お笑いコンビのピースの又吉直樹さんが描いた小説『火花』が連続ドラマ全10話で、実写映像化されインターネット映像配信サービス「Netflix」で独占配信されることが明らかになりました。それに合わせて、林遣都さん、波岡一喜さん、門脇麦さんの出演が決まり、廣木隆一さんが総監督を務めることを発表さました。
『火花』は文芸雑誌の月刊『文學界』(文藝春秋)に2015年2月号に初めて記載された。人気お笑い芸人が初めて手掛けた純文学作品ということで話題になり、増刷が続いた。
第28回三島由紀夫賞候補作、第153回芥川龍之介賞受賞作となり、物語の内容に関しても高い評価を得ました。そして早くも2015年3月には単行本が発刊され累計発行部数が239万部を超え、芥川賞受賞作品の中での部数記録を更新する大ヒット小説に。
主人公の売れない芸人の徳永は、ある日先輩芸人の神谷と衝撃的な出会をし、神谷の弟子になる事を決意。神谷は徳永に自分の伝記を書くという条件で弟子になる事を受け入れた。奇想の天才でありながら、人間味にあふれる神谷に徳永は惹かれ、そんな徳永に心を開き笑いの哲学を伝授しょうとする神谷との先輩後輩芸人が繰り広げる生と笑いの苦悩と葛藤を描いた人間模様作品です。
物語の中心人物で主人公の徳永役には、林遣都さん、徳永が師と仰ぐ先輩芸人の神谷約には、波岡一喜さん、神谷の同棲相手の絶対的な美として描かれている女性の真樹役には、門脇麦さんがキャスティングされました。他の出演者については順を追って発表されるそうです。
◆コメント
◇林遣都さん
「この作品に選んで頂いて、ただただ嬉しかったです。命がけで取り組みます」
「この本に詰め込まれている又吉さんのお笑い哲学、お笑い愛を必死に読み解きながら、責任を持って徳永を演じます」と意気込みを話した。
◇波岡一喜さん
「神谷役に徹するために、芸人さんの稽古と同じように、僕も相方と共に漫才の稽古を日々やるつもりでいます。稽古が自信に変わるまで」と話した。
◇門脇麦さん
「ピースの又吉さんは大好きな芸人さんで、キャストに選んで頂いて、とても嬉しかったですし、今から現場に入るのが楽しみです」と笑顔で答えた。
「闘っている男性を支えながら生きていく、女性の強さは美しいものだなと常日頃から感じています。今回は芸人を支える女性の役ですが、強くしなやかに表現できたらと思います」と話した。
◇廣木隆一監督(総監督)
「今回の『火花』は芥川賞受賞作品で初めての映像化ということは、とても光栄であり、太宰治にも通じる物語のトーンの暗さが現代にも通じると信じてもらえる作品にしたい」と抱負を語った。
◆作品情報
連続ドラマ『火花』
放送日:2016年春 配信予定
2015年11月上旬にクランクインで2016年2月頃にクランクアップ予定で1話が約40分から50分で全10話から構成されます。普通のテレビドラマの様に毎週1話ずつ、同じ時間に放送されるのではなく、全10話を一斉に世界へ配信。視聴方法は映像ファイルをダウンロードしながら、再生するストリーミング配信でご覧頂けます。
原 作:又吉直樹『火花』(文藝春秋)
総監督:廣木隆一
監 督:白石和彌、沖田修一、久万真路
◇キャスト
徳永:林遣都
神谷:波岡一喜
真希:門脇麦
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