木村拓哉が実写映画化『無限の住人』不老不死の侍で世界に挑戦! [映 画]
月刊アフタヌーンで連載されていた漫画『無限の住人』の実写映画化が決定しました。主演を務めるのは木村拓哉さん、そして三池崇史氏が監督をされる事が発表されました。
公開は2017年を予定しており木村拓哉さんは映画「武士の一分」以来約11年ぶりとなる時代劇の挑戦で海外でも評価が高い三池崇史監督と最強タッグを組みます。
◆『無限の住人』
漫画家・沙村広明さんの漫画「無限の住人」が原作となっており、1993年~2012年に漫画誌「月刊アフタヌーン」に連載されていた時代劇漫画で、単行本が全30巻の大作で累計発行部数が約500万部と世界の22か国で刊行されていている大人気剣客アクション作品です。
・1997年「第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞」を受賞
・2000年 英語版「アイズナー賞最優秀国際作品部門」を受賞
・2008年 日本でアニメ化
◇あらすじ
物語は江戸時代の日本が舞台で、主人公の万次が唯一の肉親である妹を殺され敵討ちを果し、謎の老婆から不老不死の肉体を与えられる。その後両親を殺され、実家の剣道場を潰された少女・浅野凛と出会い彼女の復讐を遂げるために用心棒となり、強敵の剣客集団・逸刀流(いっとうりゅう)との戦いに凛と共に挑んでゆく時代劇作品です。
◆コメント
◇木村拓哉さん
「今回、参加するにあたって三池崇史さんという存在が大きかったですし、自分を指名して頂いて大変ありがたいです」
「僕自身、好きな世界観ですし、万次を死ねないと考えるか、不死身ととるかは、同一線上にあるものだと、 思います。そこのところを、どう体現するのか、監督が求めているものがどこなのか、頭でっかちにならずに、演じたいと思います」と自分の役柄を分析した。
「この作品は、監督もプロデューサーも目線の先に海外を意識しているなと感じましたし、僕自身もヨーロッパはじめ海外の方々にも観て頂けたらと思っていますが、まずはしっかりと演じる事だと思っています」と話した。
「三池監督がアクションにしてもドラマにしても、エンターテイメントにしてくれるので、もちろん自分の個はありますけど、監督の求める素材のひとつとして理解し、共演者、スタッフと集中して現場にいぢ見たいと思います」
◇三池崇史監督
「木村拓哉は原作の死ねない男と、永遠のトップアイドルで降りられない所がかぶる。人殺しはしないけど木村拓哉も『無限の住人』ではないか。」
「彼は意外にシャイ。本人がイメージした自分を超えちゃっていて、もしかしたら逆に退屈なんじゃなかと思う。そんな木村拓哉と共に作り上げた作品で映画はやっぱり面白いよねと思わせたい」と抱負を語った。
「昭和と平成を串刺しにするスパースター木村拓哉を用心棒につけた我ら映画界の逸刀流・三池組は世界最強である。これはそういう映画です」と話した。
◇原作者 沙村広明さん
「原作は22年前に始まった自分の処女連載作品なので、いま読み返せば至らぬ点が山のようにありますが、映画でそれをフォローして頂いて、かつ映画ならではの醍醐味を表現して頂ければ幸いです」
「大好きな監督さんと日本最高峰の主演、才能ある様々なキャストとスタッフの力を借り「無限の住人」に再び命が吹き込まれるのを心から楽しみにしています」と嬉しそうに話した。
◇小岩井宏悦プロデューサー
「世界22か国を熱狂させた、このカリスマコミックスを映像化するという無謀なチャレンジを現実にできるのは三池監督しかおらず、監督が面白がってくれたところから、すべてが始まりました」
「死なない侍のアクション、壮絶なまでのドラマ、多彩なキャラクター、映像化の困難さは最高レベルです。」
「監督から木村拓哉くんの名前が出た時に、死なない侍という存在が数十年もトップの俳優として色あせない彼の存在感と重なり、アクションを具現化する身体能力、色気、この作品が持つ哲学を支える事が出来る人間力など、確かに彼しかいない、と目からうろこでした」
「この原作コミックスを三池監督が撮れば海外映画祭で華々しいキッカケを作り、世界マーケットを目指すという次のステップに行くことが出来ると信じています」と意欲を語った。
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