伊坂幸太郎『グラスホッパー』映画公開で豪華キャストが初日舞台挨拶 [映 画]
2015年11月7日に公開の生田斗真さん主演の映画『グラスホッパー』の初日舞台挨拶が東京都内、丸の内ピカデリーで行われました。
舞台に登壇した豪華キャストは主演の生田斗真さんをはじめ、共演者の浅野忠信さん、山田涼介さん、麻生久美子さん、菜々緒さん、村上淳さん、佐津川愛美さんと監督の瀧本智行氏が挨拶に立ちました。
原作は作家の伊坂幸太郎の小説『グラスホッパー』が映画化され、サスペンス・エンタテイメントと常識外れのストーリーで構成され、累計発行部数は140万部を超える大人気の作品です。
物語は主人公の元教師の鈴木役を演じる生田斗真さんが殺された恋人の復讐を誓い、その陰謀を暴くために裏の組織に潜入。人の意識を導く能力を宿す自殺専門の殺し屋・鯨役を浅野忠信さん、驚異的な身体能力を持つ殺し屋・蝉役を「Hey! Say! JUMP」の山田涼介がそれぞれ演じ心に闇を抱えた3人の男たちが、ある事件をきっかけに引き寄せられ、運命を交錯させながら真実が明らかにされて行く様子を描いたサスペンスドラマです。
◆舞台挨拶
今回の舞台挨拶は生田斗真さんにドッキリが仕掛けられていて、キャストの登場シーンで生田さんが舞台の袖から登場し、他のキャストのみなさんは、劇場の後方から登場という段取りだったのだが、生田さんが舞台に上がると先にいるはずの共演者が見当たらず、自分ひとりだけの状態に、うろたえながら会場を見渡すと客席に座ったキャストを発見。
ようやくドッキリの演出だと気付き生田さんは「俺だけ違う会場に連れて来られたのかと思った」とあせっていた。浅野さんは「こんなの初めて。生田くんは、ビックリすると、こんな顔するんだなって」と喜んでいました。
山田さんも「先輩の冷静さを保とうとする顔が面白かったです」と嬉しそうにはなした。
後輩に対して生田さんは「おまえ、ちょっと後で楽屋に来いよ」と冗談交じり悪振り観客の笑いを誘っていました。
この日は初日公開の映画多く同じく舞台挨拶も行われており、生田さんは「今日はこの作品を選んでくれてありがとうございます」と深くお辞儀をし、「今、この近くには僕の10歳近く上の西島秀俊さんや20歳近く上の佐藤浩市さんがいたりしますが、僕も30代を代表するような人間に、ならなきゃなという思いで、今ここに立っています」と真顔であいさつをした。
役柄について生田さんは「自分が演じる鈴木の持つ弱さの中にも、ある強さ、意志の固さには憧れるところがある」と話した。
また山田さんは先輩イジリで「生田さんに弱さありますか? 強くて男らしい先輩というイメージですが」と突っ込み、「あえて挙げるなら、さっきのドッキリの時のテンパっている顔ぐらいじゃないですか」と観客を笑いに巻き込み楽しんでいました。
山田さんは役の共通点は「自分も人に心を開くのは遅い方だと思います」と告白すると、生田さんは「僕には全部、見せてくれてます」と答え、さらに浅野さんは「僕は、お風呂に一緒に入りました」と暴露し、これに対して山田さんは「たしかに自分は全部見せていますね。やはり役柄と似ているところは、ないっぽいです」とあっさりと前言を撤回し、会場を沸していました。
またヤンキーセレブを演じた菜々緒さんは「役との共通点?あったら困ります。普段からあまり怒ることはないけれど、たまに本当に頭に来て怒るときはあんな感じになります。だからあまり怒らせないで下さい」と悪女ぶりをのぞかせていました。
生田さんは「菜々緒さんがバコーンって来てくれるので、やられがいがあります。すごい気持ちよかったです」と振り返った。
◆作品情報
映画『グラスホッパー』
公開日:2015年11月7日(土)
・新宿ピカデリー他 全国にてロードショー
原 作:伊坂幸太郎「グラスホッパー」(角川文庫)
監 督:瀧本智行
脚 本:青島武
主題歌:YUKI「tonight」
・発売日 2015年11月4日(水)
配 給:KADOKAWA/松竹
製 作:「グラスホッパー」製作委員会
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