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吉永小百合&二宮和也の映画『母と暮せば』キャスト・舞台コメント [映 画]

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12月12日に公開予定の映画『母と暮せば』の完成披露試写会が東京都・丸の内ピカデリーで、開催されました。舞台挨拶には、吉永小百合さん、二宮和也さん、黒木華さん、浅野忠信さん、加藤健一さん、本田望結さんと監督の山田洋次さんが舞台上に登場しました。


松竹120周年記念作品にあたるこの映画は作家だった故・井上ひさしさんが晩年に構想していた「ヒロシマ」、「ナガサキ」、「沖縄」をテーマに「戦後命の三部作」の意思を日本映画界の名匠・山田洋次監督が引き継ぎ、その中の「ナガサキ」をテーマに映画化。「ヒロシマ」が物語の舞台となる『父と暮せば』と対になる作品が今回の『母と暮せば』になります。


主人公の福原伸子役を「おとうと」「母べえ」でも山田監督とタッグを組んだ吉永小百合さんが演じ、その息子・浩二役で二宮和也さんが山田洋次監督作品に初参加となる。「小さいおうち」でベルリン国際映画祭銀獅子賞(女優賞)を受賞した黒木華さんが、浩二の恋人・町子に、1948年8月9日、長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で死んだはずの息子・浩二が現れる。2人は浩二の恋人・町子の幸せを気にかけながら、たくさんの話をする。その幸せな時間は永遠に続くと思われたが・・・。


◆舞台挨拶

山田監督は「ここにいる俳優さん達や、僕含めたスタッフみんなで心を込めて作りました。皆さんにとって納得のいく映画になっていれば、良いなと胸がドキドキしています」と挨拶をした。

そして二宮さんは「亡霊なんですが、決して悪い亡霊ではないので! いい亡霊として出てきますので!」と会場を和ませた。


吉永さんは共演者の二宮さんのことを「監督から難しい注文が出るんですが、それをひょっと受け止めて、次のテストではできちゃうんです。軽やかですし、リズム感がよくて、男性なんですけどフェアリーのように、ふわっと演じてくださいました」と賞賛すると、

二宮さんは「『フェアリー和也』に即刻、改名しようと思います」と答え、吉永さんとは、どんな話しを交わしたのか聞かれた二宮さんは、「フェアリー和也の情報が毎週毎週更新されていくんですよ。『嵐』の番組も毎週観てくださったりとか、して頂いていて」とバラエティ番組を吉永さんが見てくれて嬉しそうに話した。

また黒木さんは、映画のシーンで鼻を指でツンとする『鼻ツン』の演技を尋ねられて「やっぱり『フェアリー』の顔が間近にあると緊張しちゃいますね(笑)」と笑顔で答えた。


亡霊でもいいから会いたい人は?の質問に山田さんは「亡くなった妻」、吉永さんは「父」、黒木さんは「太宰治」、浅野さんは「自分の本名と同姓同名の武将、佐藤忠信」と答え、二宮さんは、しばらく考えたてから「松竹の映画第1号の現場を見てみたい」と話し、本田望結さんが「私が生まれたときから飼ってたワンちゃんが、4年前くらいに亡くなっちゃったので、会いたいです」と涙を流してしまった。


今回の完成試写会は、デジタルで映し出された映像ではなくて、昔からのフイルムからの直接にスクリーンに投影した映像で、山田監督は「僕は、どうしてもフィルムのほうが好きで、この映画もフィルムで撮影しました。それをデジタルに変換して全国で上映するんですけど、1本だけ作ったフィルムのプリントを観たら、絵も音も素晴らしいんですよね。それで、ふと今日の上映会はなんとかフィルム上映にできないだろうかと思って」と話し、

「この映画をフィルムで観ることができるのは皆さんだけ、なんじゃないかと思っております。期待に添えるような素敵な画面に、なっているはずです」と自信を持って話していました。




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◆作品情報

映画『母と暮せば』

公開日:2015年12月12日(土)

上映時間:130分

配 給:松竹


◇キャスト

福原伸子:吉永小百合

福原浩二:二宮和也

佐多町子:黒木華

黒田正圀:浅野忠信

上海のおじさん:加藤健一

富江:広岡由里子

風見民子:本田望結

復員局の職員:小林稔侍

年配の男:辻萬長

川上教授:橋爪功


◇スタッフ

監 督:山田洋次

脚 本:山田洋次、平松恵美子

企 画:井上麻矢

プロデューサー:榎望

音 楽:坂本龍一

製 作:「母と暮せば」製作委員会

制作・配給:松竹株式会社



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