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映画『母と暮せば』で吉永小百合&二宮和也が長崎に凱旋挨拶! [映 画]

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女優の吉永小百合さんと「嵐」の二宮和也さんが12月9日に長崎市にある国立長崎大・医学部を訪問し、記念講堂でサプライズ講義を行ないました。この長崎キャンペーンには吉永さん、二宮さんほか山田洋次監督も出席し、映画の舞台となった長崎大で開講した特別講義に「小百合先生」と「二宮先生」となってサプライズ登場しました。


この映画は1948年8月9日、長崎を舞台にしていて、助産婦をして暮らす主人公・伸子の前に、3年前に原爆で死んだはずの息子・浩二が現れる。2人は浩二の恋人・町子の幸せを気にかけながら、今までできなかった、たくさんの話をして過ごす。その幸せな時間はいつまで続くのか?色々な課題を投げかけ、人間とは家族とは、生きるとは、改めて考えさせられる作品です。


映画では、二宮さん演じる息子の浩二が長崎大医学部の前身、長崎医大の授業中に被爆して亡くなる瞬間が描かています。1945年(昭和20年)の長崎への原爆投下で、爆心地から約600メートル離れた同大では学生、教職員合わせて約900人が亡くなり、山田監督はその事実をもとに脚本を書いたそうです。



◆長崎大学・特別講義

この日は、吉永さん、二宮さんと山田監督で長崎キャンペーンを行なう予定で、最初に長崎大学を訪問した。主人公の伸子の息子、浩二のモデルとなった長崎大の元大学長・土山秀夫さんの特別講義が開催され、受講する長崎大の学生たちには映画『母と暮せば』を手掛けた山田洋次監督みの来場と知らされおり、講堂に集まった。

山田洋次監督の特別講義の途中に、吉永さんと二宮さんの二人が講堂にいきなり姿を見せると、白衣姿で詰めかけた450人の学生は「きゃーっ!」、「えーっ!」、「うそうそ!」と悲鳴と大歓声と拍手で包まれた。

小百合先生は「父方の叔父が1938年に、ここの医学部を卒業しました。叔父は戦争に行って、マラリアにかかりましたが、戻ってきてからは長崎の診療所でドクターをしていました」と長崎大学との縁を感慨深げに話した。「とても懐かしいところに帰ってきたという思いです」と笑顔では語った。

二宮先生は「自分は映画の中では、皆さんの先輩。気になることがあったら、いつでも聞いてください!」とこちらも笑顔で話していた。

また山田監督は、浩二のモデルになった土山さんから青春時代のエピソードを聞き、作品に盛り込んだと明かした。二宮さんは土山さんとの再会に「長崎に戻ってきたな、という感じがありましたね」としみじみ。

すると山田監督が「よく見ると土山先生もとても美男子なんです。若い頃は二宮くんよりカッコよかったかもしれないね」と付け加えて、土山さんから「無理なさらないでください」と言われていました。

さらに山田監督は「土山さんからお話を聞き、戦争を考えるきっかけを与えてくださった。みんなで作品を作るベクトルを与えてくれた人」と感謝の意を表した。


受講した医学科の女子学生は「びっくりしました。二宮さんはかっこいいし、吉永さんがすっごくきれいでした。山田監督もシャキッとされてて。映画を見たくなりました」と興奮して話していました。学生たちに見送られた吉永さんも名残惜しそうに手を振っていました。




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◆舞台挨拶

長崎大での特別講義を大成功させた吉永さんと二宮さんと山田監督は、ユナイテッド・シネマで開催された先行上映の舞台挨拶にも登場し、本作の英題「NAGASAKI: Memories of My Son」に込めた思いについて、山田監督は「長崎は広島に並んで国際的に知られていて、人類の歴史の中で特出すべきビッグネームです。そういう地名を入れたほうが、いいんじゃないか、とこれにしました」と説明した。

吉永さんが「いいタイトルだと思います」と話し「私の心の中を表したような。撮影が終わって、二宮さんとなかなかお会いできず寂しく思ってますから」と打ち明けると、二宮は「本当にありがたいです。これからも一生懸命働きたいと思います」とやる気を見せた。

吉永さんは作品について「生きていない人とお芝居するなんて初めてですし、なんだか不思議な楽しみがありました」と振り返った。

二宮さんは「僕は現場が終わると、毎回生き返ったような気がしていましたよ。ちょっと舞台みたいな。僕は母としかしゃべらないので、貴重な、特殊な作品になりました」と語った。

最後に二宮さんは「僕を応援してくれている若い世代、戦争を体験したことのない人たちに見てもらうのが僕の使命でもあると思います」と話した。

山田監督からは「でも年配の人のファンもいるよ? 92歳のおばあちゃんとか」との言葉で、二宮さんは「そうですね!」と言い「では年上の世代の方にも観ていただくのが使命ですので。皆さん大切な人と観ていただきたいと思います」とアピールしていました。


◆作品情報

映画『母と暮せば』

英 題:『NAGASAKI:Memories of My Son』

公開日:2015年12月12日(土)

上映時間:130分

配 給:松竹


◇キャスト

福原伸子:吉永小百合

福原浩二:二宮和也

佐多町子:黒木華

黒田正圀:浅野忠信

上海のおじさん:加藤健一

富江:広岡由里子

風見民子:本田望結

復員局の職員:小林稔侍

年配の男:辻萬長

川上教授:橋爪功


◇スタッフ

監 督:山田洋次

脚 本:山田洋次、平松恵美子

企 画:井上麻矢

プロデューサー:榎望

音 楽:坂本龍一

製 作:「母と暮せば」製作委員会

制作・配給:松竹株式会社



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